2016年 05月 31日
山椒味噌のレシピを紹介します
サンショウはミカン科サンショウ属、雄株と雌株とある
若葉は木の芽と言う
作り手にはトゲのない朝倉山椒が好まれる
雌株のみに実がなる、若い実は佃煮やちりめんサンショウとして利用する
青い小さな実1年分を数日のうちに収穫しなければならない
また、採ってもおいておくと色が変わって風味が落ちる
採るのもスピード、掃除もスピード、爪にはかなりの重労働である
サンショウは忙しい食材だ、冷凍しておくコツを心得た人こそ料理人だとも言える
だが、せっかく生のサンショウの実があれば山椒味噌もお勧めだ
サンショウの実70g、ミキサーですりつぶす
みそ500g、砂糖350gとサンショウを鍋に入れ練る、それから弱火で適当に混ぜながら
出来上がりは冷まして保存瓶で保存
使い道は勝手に、自分の生活に合わせて
適当なレシピですみませんが、これ以上詳しく書くとCOOKPADになってしまう
家内に言わせると、これでわからない人はどうせ作れないとのこと
もともと料理には企業秘密はない、盗めないのだから
だから、プロでも盗むには10年も修行しなければならないことになる
話はそれるが、自分の暮らしに合わせてのみ身につくのが料理らしい
卵焼きとカレーライスがしか出来ないのと、卵焼きとカレーライスが得意なのとは雲泥の差なのだ、そんなところにいわゆる家庭の味の味噌があり得るかもしれない
京都で″おふくろの味”とか”おばんざい”などを看板にするのはおそらく卵焼きとカレーライスしか出来ないという部類だろう・・
ミキサーですりつぶすと書いた、ミキサーはすり鉢の代用品である
すり鉢を使えばいっそう風味が増すことだろう
もっと言うと、プロの使うすりこ木はサンショウの木である
サンショウのすりこ木では実じゃなく身をつぶしそうだ
それでなくともすり鉢で”実を粉のようにする”のはキツイ
都会育ちの美人奥様ではケツを割ること必至である
写真は山椒、掃除する前、これだけ掃除すると親指の爪が痛い
鯵庵(28.5.25)
2016年 05月 28日
乙女文楽の乙女たち
小生、フェースブックをしている、世間の窓の一つだと思って続けている
ところが難しい、難しいことを簡単にさせようとしてなお難しくしているような気がする
期待しなければ裏切られないわけだから、″それもいいね、あれもいいね、これもいいね、どっちでもいいね、どうでもいいね”で付き合っている
今回、このフェースブック友達の二人がコラボしたということで、
今回は”友達がい”に”それはいいね!”で紹介することにした
上方の伝統芸能に「乙女文楽」と言うのがある、大正末期に大阪で生まれて流行したものであるが、戦後長く廃れていた
文楽人形を女性が一人で扱うと思えば近い、文楽と同じく古典的人形劇である
その第一人者であり復活の功労者の一人が光華座の吉田光華さん
数多くの講演をこなすスーパーウーマンである、この頃多くのファンを持っている
それを小生のフェースブック友達でありフリーランスのプロ西村のぶよさんがいつも写真にしてきた
今回のコラボと言うのは、この乙女文楽の世界を写真にした写真展が開かれることになったと知って行ってきた
人形は無機物である
が、人形遣いである吉田光華が操れば感情を持ってくる
三味線や義太夫が加われば劇になる
劇になれば人形が主役になる
主役が動けばそれが芸能である
そこで主役(人形)の気持ちを写真にする
今回はそういう場面ばかり集めたようだ
写真好きの小生にはそういうふうに見えた
だが、フェースブックの主役はあくまでも人である
「フェースブック」をしている人は「吉田光華」「西村のぶよ」で検索して覗いてみればいい
二人とも二人前の乙女であることは言ったが、それ以上はここでは語らない
フェースブックには色んな機能がある、使えるものがあれば使えばいい・・
今回の写真は例外として西村のぶよさんの作品の一部をコピーした、バックの藤の色も鑑賞ください
鯵庵(28.5.28)
2016年 05月 20日
日本にいて和食を食ったことがない(おてしょうの文化⑵)
今のところ〝和食″も京都がリードしている気配であるが・・
京都ではどうしても高級料亭とセットであるような気がする
日本の国民の食文化という背骨と香りが必要ではないか
海外では似ても似つかない和食がヒットしているテレビ番組を見る
それもおかしいが、それにとってかわって京料理こそが和食だと主張するのもおかしい気がする
和食は引き算の料理らしい、足し算しか出来ない素人には難しい
その引き算が出来るためには10年も修行しなければならないなら、プロに任せたい
遺産は守って引き継いでいってほしい
その一方で京都人はひやひやしている
そもそも我らは毎日遺産を食ってるのだろうか?
例えそうだとしても料理人や料亭だけで守れるのだろうか
一地方都市の京都に居て、実際には花街にも高級料亭にも行った事のない小生などは、日本にいても和食を食ったことがないということになりかねない
海外旅行して食うか?カッパはパスポートがない
日本人が生活の中で楽しんでいる和食文化と言うのは???
出来たら一言、二言で日本人がしっくり来るような解説をテレビでお願いしたいと思っている
今日の昼はべた焼きでも食うか、それならどうだ
写真はユキノシタ、その気にあればどこでも見られる
鯵庵(5.20)
2016年 05月 19日
京都の地場産業は高くつく(ネクタイは何のため・・⑵)
京都も5月も下旬になって夏日が続く
今年もまた京都盆地の夏が来る
世間はクールビズが始まったのはいい、夏のノーネクタイがやっと常識になりつつある
長い習慣でサラリーマンはネクタイを外すのに抵抗がある
役に立たないネクタイであるが、おしゃれの問題でもあると思う
ネクタイを外したサラリーマンための新しいファッションが未だ出てこない
アロハシャツで勤務するところも写っていたが、南国でないと似合わない
昔、開襟シャツといういいものがあったが、それの現地版だろう
街で電車に乗ったりすると寒くっておられないという声を聴くのは何故だろうか
京都の市役所は地場産業育成のためにネクタイをするという記事が載っていた
ネクタイをして扇子を持って勤務するというセクションがあるようだ
面白い話になっている
デパートで見れば例えば西陣織のネクタイも10,000円以下ではないだろう
京都の扇子屋の扇子も同じくらいはする
市民に高い和服を勧めると同じ構図である
伝統をファッション感覚で売り歩くが、客は伝統と言われると手が届かない
伝統工芸の王冠を被った京都の地場産業は高くつく
現に京都人はそんな高いものを買う人はいない
しかもその実、絹糸は全部中国、縫製は東南アジアだ
爆買の国の人たちの作ってくれたものである
爆買のお礼にと言うならわかないでもない
市役所にそんなこと頼む業者もいるかもしれない
ただ、市役所が今時ネクタイしめてまで売り出したいのは果たして何だろうか?
そこが分からない?
え、今年はもうを節電をやめるって?
写真はニゲア
鯵庵(5.19)
2016年 05月 18日
喘息は腎虚の病?
先週、風邪をひいて咳が止まらなかったと思っていたら喘息が残ってしまった
ここ数年、発作がなかったのでタカをくくっていた
タバコをやめて数年たったこともあって内心自信があった
インフルエンザも怖かったが喘息の再発は恐怖だ
咳き込むと一瞬意識が遠のく、自分は呼吸が出来なくなって死ぬのだろうかと
まだ少しは先があると思っている、なんで死ぬかなど分かる筈はない
だが、発作が出ると心は静かでない
働き盛りの頃だった、仕事もしながらでは治療できない
当時のステロイド治療は医師の管理下になければならなかったからだろうと思う
だから、入院してからは実は苦しい思いはなかった
喘息は気管支炎でもあるが、アレルギーでもあり心身症の一種でもある
思えばあの頃は仕事からの逃避もあったのかもしれない
そのころから喘息の予防も治療もここのところ随分進歩したし、今だったら入院までさせてもらえなかったろう
漢方で言えば腎虚(じんきょ)の一種である
内分泌系や免疫機能の低下による病気を言う
そういえば頻尿とか手足のむくみなど気になることもある
腎臓には人間の精気の内、生殖能力に関わるものが貯められているということである
「ウィキペディア」には、腎虚とは男性機能の終わりを意味するという俗説が載せられている
やはり空打ちも数の内らしい・・
それならもう、小生・・残った玉がないし死んだも同然ではないか
いやいや、それなら王侯貴族にもたくさん仲間がいる?
それでなくとも、小便が近くなりだすと八味地黄丸を買って飲みだす
新京極入口の阪本漢方の八味地黄丸は蜂蜜で固めたほんまの丸薬だった
鯵庵(28.5.18)