2018年 11月 28日
葬式のレール⒄看取り

家族の一番の喜びは誕生である
2018年 11月 26日
葬式のレール⒃火葬場

市民のほぼ100%が火葬だから、市民の死者の数だと思えばいい
あと15年くらい先の平成43年から47年の5年間ぐらいがピークになる
1日の火葬件数は(最大)138件になる、としている
中央斎場の1日の処理能力は120件(24基ある)程度らしい
やがて減少していくことが見えているので増設はしないということだ
平たく言うと、団塊の世代が85歳前後となる時期が死者のピークということだ
この間毎日18件分、1年で約6500件が生焼けになる(?)という計算だ
団塊の世代は最後の最後まで生きる競争だ、それどころか死ぬタイミングも・・
"阪神淡路"の時に経験したことであるが、焼き場を求めて役場と遺族がさまようこともあり得るわけである
立派な墓を用意して準備したからとて優先してくれるわけではない
京都(近畿圏)は部分収骨である
残りは火葬場で処理してくれる
やはり、遺骨(焼却灰)は土に返すことが本当だと思う
その処理槽を丁寧に「聖土槽」(京都市の場合)と言ったりする
それがそのころには満杯になっている?
当事者になればジョークでなくなる可能性はある
だが、都で暮らしをしてきたものにとってはともかく贅沢(?)は望まない
気にせず東山の樹林の土にしてもらっていい、と市民は思っている
鯵庵(30.11.26)
2018年 11月 13日
葬式のレール⑻予感

あとの家族に大きな負担をかけないようにと互助会制度も盛んだ
大きな葬式になるという根拠なき予感がある
葬式は喪主がするものであるというのも本当だろう
だから、ずっと昔から喪主という・・
喪主とはこの葬儀の祭主(スポンサー)である
そう思えばわかる話だ
喪主を務めるということは故人の跡をとるという習慣でもある
参列者も喪主との関係で増減することもある
小生の時の喪主は息子かはたまた家内かもしれないが恐らくケチるだろう
小生も葬儀のために幾分かの費用をすでに積み立てている
自分の葬式の半分くらいの費用が目算であった
貯まるだけではと、息子の結婚に使おうとしたが披露宴などしないでちゃんと結婚した
結局は自分の葬式に使うことになるだろうけど、小さな小さな葬式になる予感が今は勝っている
私だけでは余りが出るかもしれない
法事にも使えるということだから、結局は飲み食いに化けることにもなる
お決まりの料理で、時代が進めばそんなとこ孫も嫌だと言うかも
いかに冠婚葬祭互助会でも相続のことや家族の暮らし方に相談に乗ってくれるわけではない
・・・のだからそれ以上の意味はない
金をかけるほど喜ぶ人が多いと思うのはただの思い込みである
鯵庵(30.11.13)
2018年 11月 11日
葬式のレール⑺僧侶の役割

2018年 11月 10日
葬式のレール⑹葬式は誰のため

2018年 11月 09日
葬式のレール⑸終活

火夫が故人の確認を行って棺の蓋を閉じる
足元から耐火シャッターのうちに入れられ、炉の扉が閉じられる
化粧扉が閉じられ、僧が読経を行う
それが点火の合図になる
足元先端部のバーナーの火が棺と遺体全体に回る
「火葬」を省略できないのが葬式である
だから、言い換えれば火葬を行うために付随したものが葬式ということになる
人の死に対して火葬の儀式だけは平等である
絶対に差があってはいけないのである
その平等性が守れるのであればそれらに付随するのもは逆に自由であって差し支えない
ただその自由度は一番先に故人の気持ちの反映であるべきである
自分の末路として自分の葬儀の形を選ぶのは望ましいことである
平たく「終活」などと言う言葉はそのことを言っている
気が付いた時には間に合わないのもこれである
鯵(30.11.9)
2018年 11月 05日
葬式のレール⑵孤独死

例えば、賃貸し住宅で独り暮らし、誰にも看取られることなく亡くなる例は年々増加している
統計では65才が境目だ、65才以上の人はこのパターンに入る
近親者や隣近所の人との付き合いが減っているのは都市だけもない
何故、"賃貸し住宅"かと言うと、そういうことでしか統計値が得られていないのである
我が国はそういう事態(独り暮らし)に至ったことに極めて冷淡である
そう言っている間に、金を持ったままあるいは施設や病院でも"孤独死"する事例がたくさん顕われてくるだろう
いつまでも個人の経済的問題(貧困)だと考えている
鯵庵(30.11.5)
2018年 11月 04日
葬式のレール⑴火葬

しかし、葬式を成し遂げることで自分の死という別の辛さを感じることができる、という
今の葬式は火葬という極めて厳粛なしかも化学的な酸化によって肉体の処理をする
現代では誰もが避けて通ることのできないことになっている
魂は気化し、他人には捕えられない宇宙哲学の世界に入ってしまう
地獄で裁かれるのは仕方がないとしても肉体がさいなまれることは実感がない
火葬の一番の利点は地獄まで肉体を持って行かないことである
鯵庵(30.11.4)
2018年 10月 22日
京都の地蔵菩薩⑻シルバーを使うのは難しい

一つ踏みつけられに強い
一つ融通がきく
一つ擬態がきく
さすがに若いものにないものがある
使い方次第だね
それはいいがシルバーの辞め時3原則
一つ、周回遅れ
一つ、逆行または方向違い
一つ、まんだら惚け
結局はボケか
そういうけど、何や・・現役の時と同じやんか
違うのはばれやすくなってきた
それをどうごまかすかだということで
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鯵庵(30.10.22)
写真は京都下立売千本西入ル勝厳寺の見返地蔵
2018年 09月 03日
地蔵菩薩は美少年

にこにこして落ち着いていた
四国最高峰の石鎚山のふもとに育って転校してきた
都会への人口移動が始まった頃だ
大自然で小学校時代を過ごし、大都会の60人学級の中学校に転校してきたのだ
四国訛りをみんなでからかっていたら・・あまりしゃべらなくなった
坊主頭は皆同じなのだが、頭の形が地蔵さんみたいに整っていた
仕方がないのでみんな(悪が)で拝んで茶化していたが・・・
皆が拝めば拝むほど成績順位が上がってきた
半年ほどたったころ彼が学級で1番になって学級委員していた私が追い落とされた
たまたまだと思っていたらそれからは差が開くばかりだった
人気も彼にさらわれた
地蔵さんというあだ名をつけたのは私だった、、が
現にそれ以来ずっと私はそういうタイプ(地蔵さん)の奴に弱いのだ
鯵庵(30.9.3)